工法例2「上部から燃料デブリを取り出す工法(搬送機材移動)」

ⅰ. 課題と参考情報:③シールドプラグ取り外し

シールドプラグ取り外しでは、事後影響を考慮した確実な取り外し方法と線量率増加対策が課題

③シールドプラグ取り外し〜工法実現上の課題

①事前手順 ②バリア設置 ③シールドプラグ取り外し ④PCV/RPV上蓋取り外し ⑤搬送機材等設置・アクセス ⑥内部構造物解体・撤去 ⑦燃料デブリ取出し ⑧収納と収納缶の移送 ⑨機材の撤去

機材設置

  • シールドプラグ取り外し機材が必要な場合、どこで組み立て、 いかに設置するか
  • 機材は何を使って組み立てるか
  • 機材のメンテナンスと故障時対応をどのように考えるか
プラント情報
関連前提条件
  • オペフロや通路の耐荷重:1.2t/㎡
  • 通路を通過させる機材の寸法制限 : 幅1.2m、高さ3m
  • 天井クレーン仕様:定格荷重100t
  • PCV外部の実効線量率
    -オペフロ:1mSv/h
    -オペフロ以外の作業エリア:3mSv/h
    -建屋内の通路:5mSv/h

取り外し

  • シールドプラグを、変形・固着への 対策を考慮した上、いかに取り外すか
  • 取り外し後の仮置き場所を いかに確保するか
  • 仮置き場所までどのように移送するか
  • シールドプラグをどのように仮置きするか
  • シールドプラグを仮置き場所から どのように他の仮置き場所に移送するか
プラント情報

線量率増加時対策

  • シールドプラグ取り外し時の線量率増加にいかに対処するか
  • シールドプラグに替わる遮蔽をどのように考慮するか